開業ヒストリー②

ようやく12月になり、不動産業者様にも相手にしてくれるくらいの最低限の具体性が出てきたところで、

再度物件探しを始めました。

12月は飲食物件は非常に数が少ないのもありますが、ネットで探しても全然見つからない事に唖然としました。

閉店するなら、繁忙期である12月で最大限稼いでから、と考えるのは普通です。

しかし、こういう時はそこまで頭が回らないものです。

様々なサイトに物件の条件を登録し、該当物件が出てきたら通知が来るように設定をしていましたが、なかなか来ない。

なので、同時に直接不動産業者様に連絡をとる事も続けました。


そうこうしているうちに、ある不動産業者様が話を聞いてくれるとの事でアポイントをとりました。

実際に訪問し、詳細を話していましたが、ここでまた新たな事実を知ることとなりました。

そもそも物件というものは、空きが出る→大家さんの知人や取引のある不動産業者に紹介→大手に紹介というパターンが多く、市場に出回る前に次の入居者が決まってしまう、というものでした。

ネットでいくら探しても良い物件に巡り合えないのはこのためでした。

なので、いかにテナントオーナーと繋がりを多くもっている不動産業者を探すか、というのが大事という事でした。

加えて、実績も名前もない私のようないち個人に対し、テナントオーナーが貸す事自体が少ないという事も伺いました。


とどめとして、コロナを通じて、リスク回避の観点から大箱の物件は安価であふれているが、逆に小さな物件は人気が高く、条件も年々厳しくなっており、そう簡単には見つけられないとも言われました。

こういった情報はいち個人では調べようがなく、知る事すらなかったので非常にありがたかったです。

しかし、物件探しでいきなり大きなブレーキがかかってしまい、まさに絶望でした。

私は立場上、退職を一年前に会社に伝えていたので、時間が決まっていましたので、非常に焦りを感じました。


とても親身に色んな事を教えてくださったのもあり、最終的にこの不動産業者様で最後までお世話になりました。

この時は条件をお伝えしたうえで、紹介できる物件があったら都度ご連絡をいただき、内見をしていきましょうという話でまとまりました。


本日はこのあたりで。

お付き合いいただきありがとうございます。

教訓としては、「物件探しよりも重要なのは不動産業者探し。時間にはたっぷりと余裕を持つ。」です。